大分 佐賀関火災の経験踏まえ理学療法士などが避難所運営訓練
2026年6月14日18:30
去年(2025年)、大分市佐賀関で発生した大規模火災で避難所の支援活動に当たった理学療法士などの団体が、当時の経験を踏まえたより実践的な避難所運営の訓練を行いました。
去年11月、大分市佐賀関で発生した大規模な火災では、避難所となった地元の公民館に一時、180人が避難し、理学療法士や作業療法士などでつくる災害派遣チーム「大分JRAT」が避難所での健康管理などの支援に当たりました。
14日は、その活動報告会が大分市で開かれ、「大分JRAT」のメンバーなど40人余りが参加しました。
この中では、火災の翌日に避難所に入った理学療法士の高橋隆一さんが講演し、避難所にあるベッドやマットはメーカーによってサイズや使い心地が違うため、被災者の様子を見ながら適切なものを割り当てたことなどを紹介しました。
このあと、集中豪雨が発生して避難所が開設され、高齢者が避難してきたという想定で訓練が行われました。
このうち、80代の1人暮らしの女性を想定した対応では、参加者たちは高齢者役の人に、歩く際につえが必要かどうかや薬を飲んでいるかなど体の状況を聞き取ったうえで、段ボールベッドを組み立てていきました。
そして、実際の使い心地を尋ねたり、間仕切りの出入り口に体を支えるいすを用意したりして、安全に配慮した手順を確認していました。
参加した作業療法士の女性は、「段ボールベッドは初めてで組み立て方が分からなかったが、経験することができてよかった。もし災害が起きた場合は避難した人が健康に過ごせるよう関わっていきたい」と話していました。
大分JRATの佐藤友美 事務局長は、「それぞれの被災者に適した状況をつくってあげることが必要だ。こうした訓練を通じて災害時に活躍できる人材を多く育てていきたい」と話していました。
https://news.web.nhk/newsweb/na/nb-5070024333
2026/6/21 0:28大分市(大分県)掲示板