とべ動物園のゾウ「媛」の18歳の誕生会
11月09日 18時53分
愛媛県伊予郡砥部町の県立とべ動物園で国内で初めて人工哺育されたアフリカゾウの「媛」の18歳の誕生会がきょう開かれ、大好物の果物がプレゼントされました。
愛媛県伊予郡砥部町上原町の県立とべ動物園で生まれた雌のアフリカゾウ「媛」は、母親の「リカ」がうまく育てられそうになかったため、国内で初めて飼育員から授乳される人工哺育で育てられました。
きょう18歳の誕生会が開かれ、全国各地の「媛」のファンから届いたリンゴやバナナ、スイカなど大好物の果物がプレゼントされ、たくさんの来園者が誕生日を祝いました。
そして来園者には誕生日記念の缶バッジが無料で配られ、当たりのバッジを引いた10組は、ふだん飼育員しか入れないゾウ舎のツアーに招待されました。
ツアーでは、媛の母親の「リカ」を間近で見ることができて、参加者らは飼育員のかけ声に従って足を上げる様子を見ながらゾウの迫力に圧倒されていました。
岡山県から家族と訪れた9歳の女の子は、「人のことばに従っているのがすごかったです」と話していました。
また7歳の女の子は、「鼻を上手に使って果物を食べたり、人の言うことを聞いたりしている様子を見ることができて面白かったです」と話していました。
http://www.nhk.or.jp/matsuyama-news/20241109/8000019806.html