岡山市 大みそかに１日早い年賀状
12月31日 19時12分
毎年、多くの人が初詣に訪れる岡山市の最上稲荷の参道沿いでは、元日の混雑を避けるため、大みそかの３１日、１日早く年賀状が届けられました。
岡山市北区の最上稲荷には、例年、正月三が日にあわせて、およそ６０万人が初詣に訪れ、元日は特に多くの人で混雑します。
このため、地元の郵便局では、４６年前から参道沿いのおよそ１２０軒の商店や住宅を対象に、大みそかに年賀状を配達しています。
ＳＮＳの普及や郵便料金の値上げの影響もあり、ことしの年賀状は去年の７割ほどのあわせておよそ１５００通で、郵便局の職員が商店などを１軒１軒回って届けていました。
初詣に来る人たちを迎える準備に追われていた土産物店の人たちは、年賀状を受け取ると、１日早い新年のあいさつに目を通していました。
土産物店の８０代の女性は「１日早くお正月が来たような感じがします。ハガキをくれるということはみんなが健康な証拠なので、それが一番嬉しい」と話していました。
別の土産物店の６０代の男性は「いつも正月前の年賀状をゆっくり見て、それから除夜の鐘を聞いて、忙しい１日を迎えます。その前の心の準備もできますので、年賀状を楽しみにしています」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20241231/4020022274.html
