宇和島の川で死んでいるのが確認されたジンベエザメは海くん
11月06日 18時51分
きのう5日、宇和島市の川でジンベエザメが泳いでいるのが見つかりましたが、きょう6日死んでいるのが確認されました。関係者によりますと、このジンベエザメは、5年前、高知県沖で定置網にかかり、その後、大阪の水族館で飼育されていた「海くん」と確認されました。
きのう5日、宇和島市を流れる岩松川の河口付近で、体長6メートルほどのジンベエザメが泳いでいるのが見つかりました。市がドローンなどで行方を捜していましたが、きょう6日午後、川底で死んでいるのが確認されました。
このジンベエザメについて、大阪の水族館「海遊館」が飼育員などを現地に派遣して調べたところ、5年前、高知県の室戸沖で定置網にかかり、その後、海遊館で飼育されていた「海くん」であることが確認されました。
海くんは、先月10月、高知県土佐清水市に戻され、ふるさとの海に放流されていました。海遊館の田井康之さんは「せっかく海に帰したところなので、元気に暮らしてほしかった」と話していました。
海くんは、土佐清水市にある海遊館の研究施設に運ばれ、詳しい調査が行われるということです。
http://www.nhk.or.jp/matsuyama-news/20241106/8000019783.html