宇都宮市長選挙 現職の佐藤栄一氏 6回目の当選確実
2024年11月17日 20時25分
現職と新人、あわせて4人の争いとなった宇都宮市長選挙は、現職の佐藤栄一氏(63)の6回目の当選が確実になりました。
NHKの事前の情勢取材や17日に投票を済ませた有権者を対象に行った出口調査では、自民党と公明党県本部が推薦した現職の佐藤栄一氏が、元茨城県つくば市副市長の毛塚幹人氏(33)ら新人3人を大きく引き離してきわめて優勢です。
また、16日までに期日前投票をした人を対象に行った調査でも佐藤氏が毛塚氏らを大きく上回っていて、今後、順調に得票を伸ばすと見込まれることから、佐藤氏の6回目の当選が確実になりました。
佐藤氏は63歳。ゴルフ場などを運営する会社の社長を経て、2004年の市長選挙で初当選しました。選挙戦で佐藤氏は5期20年にわたる市政運営の成果を強調したほか、市内を走るLRT=次世代型路面電車の延伸や、中心市街地の活性化などを訴えました。
そして、自民党と公明党の支持層を固めたほか、いわゆる無党派層などからも一定の支持を集めました。
佐藤氏は「心から感謝を申し上げたい。正直に、正面から仕事に当たっていく姿勢をまた4年間、貫いていくとともに、選挙戦で公約に掲げたすべての項目を前進させるべく、高い理想を持って仕事をしていきたい」と述べました。
期日前出口調査は
今回の宇都宮市長選挙では、16日までに有権者のおよそ13%にあたる5万4763人が期日前投票を行いました。
NHKが選挙期間中の6日間、宇都宮市内の1か所から4か所の投票所で期日前投票を済ませた有権者2825人を対象に行った出口調査では、佐藤氏が毛塚氏など新人3人を大きく上回りました。
http://www.nhk.or.jp/news/html/20241117/k10014637121000.html