栃木県知事選挙 福田富一氏 6回目の当選確実 現職最多
2024年11月17日 20時26分
現職と新人の2人の争いとなった栃木県知事選挙は、現職の福田富一氏(71)の6回目の当選が確実になりました。
栃木県知事選挙の投票は、午後7時までに締め切られました。
NHKの事前の情勢取材や17日に投票を済ませた有権者を対象に行った出口調査では、自民党県連と公明党県本部が推薦した現職の福田富一氏が、共産党が推薦し、社民党県連合が支持した新人の針川佐久眞氏(74)を大きく引き離してきわめて優勢です。
また、16日までに期日前投票をした人を対象に行った調査でも福田氏が針川氏を大きく上回っていて、今後、順調に得票を伸ばすと見込まれることから福田氏の6回目の当選が確実になりました。
全国の現職知事の中で最多となります。
福田氏は71歳。
栃木県議会議員や宇都宮市長を経て、2004年の知事選挙で初当選しました。
選挙戦で福田氏は、近年相次いだ災害への対応など5期20年の実績を強調したほか、結婚や子育てへの支援を手厚くするなど「人への投資」を重視すると訴えました。
そして、支援を受けた自民党や公明党の支持層を固めたほか、いわゆる無党派層などからも幅広く支持を集めました。
福田氏は「多選の批判が争点の1つとなりましたが、県政を私に任せてほしいと県民に訴えてきた。約束を果たせるようにしっかりと取り組んでいきたい。少子化問題への対応を行うことで少子化の流れを変えたい」と述べました。
期日前出口調査は
今回の栃木県知事選挙では、16日までに有権者のおよそ13%にあたる19万8670人が期日前投票を行いました。
NHKが選挙期間中の9日間、栃木県内の3か所から10か所の投票所で期日前投票を済ませた有権者7117人を対象に行った出口調査では、福田氏が針川氏を大きく上回りました。
また、日ごとの結果を見ても調査した9日間すべてで福田氏が針川氏を大きく上回りました。
http://www.nhk.or.jp/news/html/20241117/k10014637111000.html