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滋賀県警、1970年代から証拠品や捜査資料3829点を放置…中には明治時代の拳銃も

滋賀県警は13日、県内全12署のうち7署が、事件の証拠品や捜査資料計3829点を倉庫内などに放置していたと発表した。

このうち、何の事件に関係しているかを特定できたのは323事件の1588点。305事件の1150点は、検察に送致できないまま公訴時効が成立した。

1970年代〜2014年に取り扱った窃盗事件などのもので、殺人といった重大事件は含まれていないという。

県警によると、昨年10月、彦根署で雨漏りの点検作業をしていた署員が倉庫内で証拠品として未登録の拳銃などを発見。全署で一斉点検を実施したところ、明治時代に製造された拳銃や覚醒剤など禁制品41点を含む大量の放置事案が判明した。

刑事訴訟法は、事件の捜査資料と証拠品は検察庁に送致しなければならないと規定しており、県警は今後、大津地検と協議をした上で送致するという。

県警は約70人の警察官から事情を聞いたが、放置した人物は特定できず、懲戒処分は行わない方針。竹谷均・刑事部長は「多数の証拠物件などが適正に管理されていなかったことは誠に遺憾で、県民におわびする」とコメントした。
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