被団協ノーベル賞授賞式長崎県庁庁舎でパブリック・ビューイング
11月19日 17時33分
来月10日、日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会のメンバーが出席するノーベル平和賞の授賞式について、長崎県は県庁の庁舎で、パブリック・ビューイングを行うと発表しました。
ことしのノーベル平和賞に選ばれた日本被団協のメンバーは来月10日、ノルウェーの首都オスロで行われる授賞式に出席します。
この授賞式の様子をリアルタイムで伝えるため、長崎県の大石知事は県庁庁舎でパブリック・ビューイングを行うことを明らかにしました。
パブリック・ビューイングには鈴木市長や大石知事、長崎に住む日本被団協の関係者などが出席する見込みで、今後、市民への公募を検討するということです。
県庁で行われた定例会見の中で大石賢吾知事は「リアルタイムで受賞を見届け、その喜びを共有することで被爆地から核兵器廃絶の思い、平和の尊さを訴えていきたい」と話していました。
このほか、大石知事は、授賞式にあわせて現地で行われる展示会に向け、長崎県から被爆当時の長崎を写した写真などをデータで提供する方向で調整を行っていることを明らかにしました。
大石賢吾長崎県知事は「ノーベル平和賞の受賞をきっかけにして、被爆の実相の発信を強化し、それによって、核兵器廃絶の機運の醸成を図っていきたい」と話していました。
http://www.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20241119/5030022540.html