同性婚をめぐる訴訟 福岡と熊本の原告が上告「早く法制化を」 最高裁で踏み込んだ判決求める
12/26(木) 18:12配信
6
コメント6件
RKK熊本放送
熊本放送
「同性婚が認められないのは憲法に違反する」として九州の同性カップルが国を訴えている訴訟で、原告側が福岡高等裁判所の判決の一部を不服として12月26日に上告しました。
【写真を見る】同性婚をめぐる訴訟 福岡と熊本の原告が上告「早く法制化を」 最高裁で踏み込んだ判決求める
この裁判は、熊本と福岡の同性カップル3組が「同性婚を認めない民法などの規定は、憲法の『婚姻の自由』などに違反する」として、国に合わせて600万円の損害賠償を求めているものです。
二審の福岡高裁は12月13日の判決で、同性婚を認めない規定は「合理的な根拠がなく、同性カップルを差別的に扱うもの」として「憲法違反」と判断しましたが、損害賠償の請求については、「立法不作為について、国会議員に故意や過失があると認めるのは困難」として棄却していました。
原告側は「憲法違反とする判断は評価できる」とする一方、判決後も国が法制化の動きを進める様子などがないことから、12月26日に上告しました。
熊本の原告 ゆうたさん(41)「私たちが望む結婚生活が送れるようになったら本当はこの裁判を続ける必要はないので、早く法制化してもらえるようにできることをやっていく」
上告の理由について原告側は「福岡高裁判決では、国が法律を制定する義務を怠ったことなどについて認めていないこと」を挙げ、最高裁による踏み込んだ判断を求めています
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/rkk/1641165?display=1