北九州市議会議員選挙 告示 過去最多96人が立候補
01月17日 19時24分
任期満了に伴う北九州市の市議会議員選挙が17日告示され、7つの選挙区のあわせて57人の定員に対して過去最多となる96人が立候補し9日間の選挙戦がスタートしました。
北九州市議会議員選挙の立候補の受け付けは午後5時で締め切られ、7つの選挙区のあわせて57人の定員に対して、前回より15人多い過去最多の96人が立候補を届け出ました。
選挙区別では、門司区が定員6人に対して11人、小倉北区が定員11人に対して21人、小倉南区が定員12人に対して19人、若松区が定員5人に対して8人、八幡東区が定員4人に対して7人、八幡西区が定員15人に対して24人、戸畑区が定員4人に対して6人となっています。
党派別では自民党が18人、公明党が13人、共産党が9人、立憲民主党が9人、日本維新の会が8人、国民民主党が2人、参政党が1人、諸派が1人、無所属が35人です。
新旧別では、現職が45人、元議員が6人、新人が45人、男女別では男性が74人、女性が22人となっています。
北九州市は去年、60年ぶりに転入が転出を上回る「転入超過」となりましたが、人口そのものは減少傾向が続いていて、推計人口は1月1日時点では90万6941人と、ピーク時と比べておよそ16万人減っています。
さらに、市の財政は厳しい状況が続いていて、市民1人あたりの市債残高は、令和4年度まで9年連続で、全国の政令指定都市の中で最も多くなっています。
選挙戦ではこうした状況を踏まえて、人口減少対策や少子高齢化対策、それに企業誘致をはじめとした経済の活性化策などをめぐって論戦が交わされる見通しです。
また今回の選挙は、去年10月の衆議院選挙のあと、初めて行われる政令指定都市の市議会議員選挙で、各党は夏の参議院選挙を見据えて支持の拡大に取り組む方針です。
投票は、繰り上げ投票が行われる小倉北区の藍島を除いて1月26日に行われ、即日開票されます。
http://www.nhk.or.jp/fukuoka-news/20250117/5010026813.html