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「頑張って帰ってきた」豪雨で犠牲の中3・喜三翼音さん(14)が無言の帰郷 石川・輪島市の寺院で告別式
10/12(土) 10:16配信
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MRO北陸放送
北陸放送

9月21日に石川県能登地方を襲った記録的豪雨で、住宅ごと川に流され、その後遺体で見つかった中学3年の女子生徒の告別式が12日午前、石川県輪島市の寺院で執り行われ、同級生らが最後の別れを惜しみました。

【写真を見る】豪雨で氾濫した塚田川・最後の別れを惜しむ参列者
石川県輪島市の中学3年生・喜三翼音さん(14)は、9月21日の豪雨で住宅ごと川に流され、10日後におよそ170キロ離れた福井県の沖合で遺体で見つかりました。

輪島市の寺では12日午前10時から翼音さんの告別式が執り行われ、同級生や捜索に加わった地元の消防団員らが参列しました。

喪主の父・鷹也さんは「(福井沖で発見した)漁師さんは『娘さんは頑張りました。褒めてあげてください』といった言葉に涙が止まらなかった。私たちの元に頑張って帰ってきたかったんだと思った。14歳の若さで亡くなり、これ以上の悲しみはない」とあいさつしました。

今回の大雨では、これまでに14人が死亡、1人の安否が分かっていません。

■翼音さんの父・喜三鷹也さんのあいさつ全文
「このたびは忙しい中、翼音の葬儀に参列していただき、誠にありがとうございました。翼音を捜索していただいたたくさんの人たちに感謝申し上げます。翼音は自宅から170キロも離れた福井県沖で、地元の漁師さんが見つけてくれて、海上保安庁が来るまで1時間10分、日没1分前で流されないか見守ってくれていたそうです。感謝しかありません。漁師さんは『娘さんは頑張りました。褒めてあげてください』といった言葉に涙が止まりませんでした。私たちの元に頑張って帰ってきたかったんだと思いました。14歳の若さで亡くなり、これ以上の悲しみはありません。これから高校・大学・公務員になって、と夢に思っていました。じいちゃん・ばあちゃんの出張朝市の手伝いもしたいと言っていました。泣いてばかりいたら翼音も心配するから、これからも家族力合わせて頑張っていきます。今後も変わらずのお付き合いのほどよろしくお願いいたします。本日はお参りに来ていただき、ありがとうございました」
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