諫早の正月の伝統行事「獅子こま舞」５年ぶり獅子が家々回る
01月03日　16時01分

悪魔を払い、福を呼び込むと言われる正月の伝統行事「獅子こま舞」が長崎県諫早市で行われ、５年ぶりに獅子たちが家々を回りました。

五島市貝津町の「獅子こま舞」は、３００年以上続くとされる正月の伝統行事です。

悪魔を払い、福を呼び込むと言われ、長崎県の無形民俗文化財に指定されています。

３日は、地元の貝津神社で男獅子と女獅子などによる勇壮な舞いが奉納されました。

このあと、一行はコロナ禍などを経て５年ぶりに家々を回りました。

獅子たちが座敷に上がって舞を披露すると、家の人はことし１年の家内安全や無病息災などを祈っていました。

神奈川県横浜市から帰省した４０代の夫婦は「家族みんなが健康で過ごせたらいいなと思います」と話していました。

また、「貝津獅子こま舞保存会」の竹本佳彦会長は「担い手不足の問題はありますが、なんとか確保できてほっとしています。みんなで士気を高めて１年でも２年でも長く続けていきたい」と話していました。