芸備線再構築協議会 バス実証事業の速報集計報告
2026年7月16日18:16
広島県と岡山県を結ぶJR芸備線の今後のあり方を議論する再構築協議会が広島市で開かれ、現在行われているバスの実証事業について、利用した高校生へのアンケートの結果が速報集計として報告されました。
芸備線と比較して、乗降場所の利便性が向上したという声が多くを占めた一方、乗り心地の向上については、否定的な声が多くなりました。
広島市で開かれた芸備線の再構築協議会には、中国運輸局のほか、自治体やJR西日本などの担当者が出席しました。
芸備線では、先月から鉄道とほぼ同じルートでバスを運行させて検証を行う実証事業を行っていて、会議では、バスを利用した高校生を対象に先月行ったアンケートの結果が速報集計として報告されました。
それによりますと、芸備線と比較したバスへの評価として、バス停の設置場所によって利便性が向上したかという問いについては、およそ7割が肯定的な回答だった一方、乗り心地が向上したかという問いについては、およそ8割が否定的な回答でした。
また通学などの移動時間については、ほぼ変わらないや増加したという回答が多くなりました。
協議会では、バスの実証事業とこれまでに行われた鉄道の実証事業の結果を比較するなどしたうえで、路線の存続やバスへの転換などを再構築方針として示すことにしていて、事務局の中国運輸局は方針の骨子案をことし11月にも示したいとしています。
会議の中で岡山県の尾崎副知事は「バスの実証事業について通学や買い物、病院などの目的地に直接行けるメリットを実感した。より多くの沿線地域の住民や来訪者に、乗車してもらうことが重要で、周知啓発に取り組んでいきたい」と述べました。
また広島県の山根副知事は「実証事業を比較する上で地域のまちづくり方針との整合性の議論が大切だ。地域住民をはじめさまざまな関係者の意見を聞きながら、スケジュールありきとならないように丁寧な議論をさせてほしい」と述べました。
https://news.web.nhk/newsweb/na/nb-4000035027